「背景ブラッシュアップ 前編リビング編」解説
ちぃコロ背景ブラッシュアップ2回シリーズの第1回目です。



前書きとして『ちぃボク』と『キミとボク』の背景のお話です
『ちぃボク』と『キミとボク』の背景:3DCGソフトの変換
『ちぃボク』の背景は、ほぼ全て「Blender」という3Dソフトでフルカラーで作っています。レンダリングはCycles(特報時はEevee)。ちなみに、『キミとボク Ver.2』の背景は「LightWave3D」という3DソフトでFlashと書籍版はモノクロ、絵本版のみフルカラー。セルシェーダで作ってました。
その主な理由は、作品に必要な背景のディテールや描写をしっかりやりたいとの考えからです。ほぼ一人で制作するとなると手描きだと時間が足りなくなるのが主な要因ですが、基本的に3Dソフトでのモデンリングやテクスチャー描きが大好きだからなのです。昔からだいたい同じ発想ではありますね。


背景のブラッシュアップ
前回の『ちぃボク』メインビジュアル公開後そのまま構成へ進み、本編作成のはずだったのですが、その前に密度が足りないと感じていた背景や、ディテールをもう少し作り込みたいと考えてしまったのが運のつき。
過去にLightWaveやBlenderで制作した習作オブジェクトや、作ったけど使い所がなくてお蔵入りしていたものなど、作り貯めていたオブジェクトをかき集めて手直ししたり、それても全然足りずに、新規オブジェクトを作り込んだり、納得のいくところまでテクスチャや質感、ライティングを調整しまくっていたら・・あっという間に2ヶ月が過ぎてしましました。



使い所がなくお蔵入りしていたものや、習作で作り貯めていたデータだけでなく、2000年代のLightWaveの.lwoデータが残っていて助かったよ。一部残ってなかったけど、必要ならまた新たにモデンリングすればいいだけ。



本編公開前から、舞台の部屋をフルリニューアルだね。



各オブジェクトのテクスチャーだけでなく、質感、透過、反射、ライティング等々の設定もやっと形になってきたのでBlenderでの背景制作は、キリがないので取り敢えず終了します。背景のブラッシュアップ完了!まだまだ足りない部分があるけど…取り敢えず一旦終了。



時間はかかったけど、しげっトちゃんが納得できるものに仕上がったね。
部屋の間取り以外はほとんど全部作り直したね。



お陰様で、お仕事やリハビリウォーキングの時間以外は全て背景制作に打ち込めました。それもこれもちぃコロちゃんのマネジメントのお陰です。



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「『ちぃボク』 背景ブラッシュアップ 前編 リビング編」ギャラリー



まず最初に取り組んだのがリビングの棚です。
当時2人が暮らしていたリビングルームをできる限り再現しました。このページの最初でも紹介しましたが、画像左下のファクシミリが乗っているキャビネットや銀王号のフォトスタンド、黄色いテーブルは『キミとボク』からの引用です。その後ろの木彫りの二匹の猫のは銀王号と弟分のアビシニアンがモデルです。



昔の我が家のリビングの再現だね!
私がダメ出ししてブラッシュアップされた部分だけど、私たちが暮らしていた部屋の雰囲気になりました!



あのダメ出しはナイスアドバイスでした!お陰でクリエイター魂に火がついたよ。
おもちゃや雑貨群は、私の古いおもちゃコレクションからインスパイアされたオリジナルデザインの数々です。おもちゃは主に1960~1990年代のビンテージトイ風です。
当時2000年代の世相を反映するため、当時ブレイクした有名おもちゃやブロックトイなども色々とモデリングしましたが、オリジナリティを重視するため今回は割愛。香港系や裏原系風ののソフビトイなどは一部残してます。ボブルヘッド(首振り人形)も2000年代にたくさん発売されました。棚上に見える某モンスター系がボブルヘッドですね。





画角を右に変えてテレビや庭の方向です。
この画角からも大きめのフィギュアが数種類置かれているのがわかります。テレビの質感の調整やテレビボードも中身の機材が見える仕様に作り直しました。ガラス扉は可動式。



テレビ下のテレビボードが見えるように、その前のテーブルやソファは置いてません。家電は2000年代のプラズマテレビやDVDやVHSデッキです。





テレビボード左横の帽子のキャラクターは「URレコード」オリジナルの店頭キャラクター。実際にリビングに●ショナル坊やの店頭キャラクターを置いてましたので、それにインスパイアされたキャラクターです。
窓から見える外の風景も作ってるので角度によって風景や見え方が変わります。



●ショナル坊やの大きな店頭人形は今も我が家のリビングルームにあります。





2000年代に作ったキャクターをリビングのオブジェにしました。左から「TFC ビッティちゃん」や「ガガリン壱號」「某掲示板自動返信係 ノへ壱号」です。各キャラクターは、当時、Flashアニメーションとして公開しました。旧webサイト「UNIVERSAL RADIO」の復活です。
LightWaveで作っていた「.lwo」モデルのキャラクターをサルベージして、Blenderで再調整しました。



うわぁ!懐かしいけど、今でも通用するデザインだね。どのキャラもカワイイ!さすがしげっトちゃん!



サルベージした「.lwo」モデルをいじっていたらまた様々な創作意欲が湧きましたが、まずは『ちぃボク』に全力投球します!





また画角を変えて最初の画角の逆方向からの視点です。各ぬいぐるみの質感を頑張りました。また、カメラ等を保管する防湿庫内も作り込みましたよ。『ちぃボク』本編にはあまり関係ないけど、バックグラウンドは重要ということです。





この画角と先ほどのテレビ側の窓から見える夜の風景。ライティングも頑張りました。月明かりも差し込むように設定しました。





テレビ側と反対方向。キッチン側の風景です。2人に収集癖がある表現としても必要な描写だと考えています。





防湿庫とキッチンカウンターの詳細ディテール。防湿庫の扉も可動します。基本的に扉は全て可動します。





キッチンカウンターのリビング側の風景。上棚右は、私のコレクションから、1960年代の某磁器製のオブジェのインスパイアです。





次回は、このキッチンカウンターの裏側「背景ブラッシュアップ 後編 キッチン編」です。次回につづく。



また見てくださいね。待ってます♪






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2019年に脳梗塞発症を発症し、左半身麻痺の後遺症が残りました。元々低い運動能力が更に低下するも、一応、杖や器具なしの自力で歩けますが、同じ姿勢(例えば座った状態等)が続くと筋肉が硬直して、更に歩行が困難になってしまいます。私の場合、仕事や作品制作でデスクワークばかりなので、これ以上の悪化を防ぐため、空いた時間は、ほぼ全て、リハビリのためのウォーキングに使っています。



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「URSネイチャシリーズ」は現在進行系のリアル『ちぃボク』であり、『脳梗塞発症後の生活』でもあります。私自身は「ネイチャーシリーズ」こそが、2人の「愛の結晶」だと思っています。
「URS MUSIC」について
「URS MUSIC」はURS.JPのオリジナル音源のレーベルです。
詞がある曲は、URSユニットの やまがらしげと や ヤマガラチハル の作詞になっています。(声は違います)作曲はしていませんが、曲のジャンルや使用楽器、雰囲気、感情表現等々、細かく指定して曲の制作を手伝っています。
また「URS MUSIC」は、主に『ちぃボク』や「URS・ネイチャーシリーズ」に使われています。今後とも宜しくお願いいたします。「URS MUSIC」はヘッドホンマークが目印、どうぞ宜しくです。










