脳梗塞の後遺症:徒歩路(かちじ)活路:男性更年期障害

男性更年期障害(LOH症候群)

脳梗塞発症後は、「脳卒中後うつ病:PSD」や「睡眠障害」で鬱々うつうつとした日々をおくっていたのですが、色々と調べた結果、自分の「PSD」の症状は「男性更年期障害(LOH症候群)」に酷似こくじしているのではないか?という推論すいろんに至りましたので、取り敢えず検査してみることにしました。

私の疾患である、糖尿病や高血圧でも、男性更年期障害に類似した症状があらわれることがあるらしいですが、糖尿病や高血圧の処方薬を飲んでおりますし、食事や生活習慣にも気をつけており、それらは一応対処済みです。他に思い当たるのは「男性更年期障害」のみなので、迷わず検査にGOです。

もくじ

「男性更年期障害(LOH症候群)」の恐ろしさ

「男性更年期障害(LOH症候群)」は、男性ホルモン(テストステロン)の減少から、全身倦怠感や活力減少、不眠、自律神経障害、性機能の低下等々…最悪の場合、自殺に至る場合がある疾患です。にもかかわらず、自分で「男性更年期障害」と気付かないまま症状に苦しんでいる方々も多くいらっしゃると思います。また「男性更年期障害」と直接結びつける根拠はありませんが「自殺者の7割が中高年の男性」だというデータがあります。「男性更年期障害」もそういった最悪の事態を招く可能性がある恐ろしい疾患であることに変わりはないのです。

その他、「男性更年期障害」については、過去記事該当欄を参照下さい

男性更年期障害の認知度の低さ

男性更年期障害を調べていくうちに(2019年末の時点で)まずは、男性の更年期障害を診断し、治療してくれる病院(私の選択は泌尿器科一択)が少ないことに驚き、愕然がくぜんとしました。これは、男性更年期障害自体の認知度が低いため医療機関のお世話になる方々が少ないということや、単に加齢や心因性で片付けられてしまうのが原因なのです。そういった認知度の低さから(今でも)「男性更年期障害」の恐ろしさを知らず、一笑に付す人は少なくありません。

心療内科に拒否反応があります

なんとか調べて、いくつかの目ぼしい病院に当たりを付けて、電話で問い合わせてみると…私の住む狭山市のお隣の川越市にやっとそれらしき病院を発見しました。うつの症状であることを認めたくない私は「もし自分が「男性更年期障害(LOH症候群)」であればそれに対応する治療をすればなんとかなる…そうすれば「心療系」の病院や薬に頼らずに済むかも知れない」と、男性更年期障害に一縷いちるの望みをたくしました。男性更年期障害も鬱病に負けず劣らず恐ろしい疾患であることに変わりはないのですが、私は「男性更年期障害ならなんとかなる」という確信めいた予感がしていたのです。

「鬱症状で薬に頼らなかった理由」について

うつと誤診してしまい抗鬱薬を投与してしまうと、テストステロンの値を下げてしまう恐れがあるのです。その他にも理由はありますが、「鬱症状で薬に頼らなかった理由」については、過去記事該当欄を参照下さい。

男性更年期障害(LOH症候群)セルフチェックリンク

男性更年期障害のセルフチェックには、ドイツで開発された「AMS調査票(男性更年期質問票)」という17項目の問診票を使うのが一般的ですが、最近はネット上でチェックしやすい「セルフチェックシート」が散見されるようになりましたのでチェックしてみて下さい。内容はだいたい同じです。別ウィンドウが開きます。

ちなみに、私は今でも相変わらず「重度」や「危険度90%」という診断になりますが…脳梗塞発症したから、常に身体の調子が悪いのや筋肉が痛むのは仕方ないかもです今は、そうやって軽く思える程度のメンタル耐性はついた私。

血液検査の結果

男性更年期障害の診断基準である「遊離テストステロン」の数値。一般的な50歳代の平均値は12.0pg/ml、60歳でも10.3pg/mlを上回れば合格です。私は12.0pg/mlを上回ればオッケー!

ちなみに、テストステロンの数値には個人差があり、必ずしもテストステロンの数値と症状は相関しないということです。同じ数値でも症状に個人差や有無があり、テストステロン値が低くても問題ない場合もあります。※この曖昧あいまいさが男性更年期障害の認知度を下げる一因でもありますが…

いずれにせよ、11.8~8.5pg/mlで要注意、8.5pg/ml以下は重度とされ「男性ホルモン補充療法」の適応となります。

前項で「私は12.0pg/mlを上回ればオッケー!」と述べましたが…下記が私の初回検査の「遊離テストステロン」の数値です。最下段の「遊離テストステロン」の数値が重症の3.6pg/ml!目標値を大幅に下回る絶望的な数値です。検査の結果、「重度の男性更年期障害」と診断され、男性ホルモン補充療法「エナルモンデポー筋注250mg」を3週間に一度投与することが決定しました。※遊離テストステロンの基準値欄には「案内確認」の文字が…これは、「検査結果に異常があります。患者に直接、通知、確認を要する」の意味です。

血液検査の数値で「重度の男性更年期障害」が確定しました。この結果に普通は落ち込むと思いますが…私は「これでやっと「脳卒中後うつ病:PSD」になった理由の1つが分かった。心療系に頼らず、男性更年期障害の治療をすれば、自分のメンタル面での落ち込みや沈み込みは治る可能性がある。」と膝を打ち、希望と勇気が湧いてきました。

この日から約1年9ヶ月の間「男性更年期障害」の通院・治療が続きました。結局、自己判断で通院・治療を止めたのですが、その理由や経緯、テストステロン値の推移は、次回「徒歩路かちじ独歩どっぽ:その後の男性更年期障害」で述べさせていただきます。

活路

さて、そのような経緯から定期的な通院が決まったわけですが、男性更年期障害を治療する川越の病院へは1人で行くことに決めていました。検査とエナルモンデポー注射のための通院は3週間に一度。帰路は徒歩の片道7.5kmコース。それに加え、我が家から最寄り駅までの往路や、本川越駅から病院までの道のりである川越市商店街を歩く距離を計算に入れると10kmオーバーになります。オーバーになります。

通院を繰り返していくうちに、歩みを繰り返すうちに、論理的かつ倫理的な思考力ややる気が少しずつですが戻ってきた気がします。これはエナルモンデポー注射が効いていたのか?単に時間が解決したのか?1人で歩いて自信が回復してきたのか?何が決定打かは分かりませんが、少なくとも私は「男性更年期障害」に活路かつろ見出みいだし、新たな一歩を踏み出しました。

2019年 脳梗塞発症の春から、二人三脚の夏~秋が終わり、季節は発症から始めての冬へ。「脳卒中後うつ病:PSD」の要因が解消?されても「睡眠障害」と「男性更年期障害」が襲いかかり、メンタルは最悪の状態でした…が…目に少しだけ光が戻り始めてきました。病院の帰り道、カフェで小休止の画像。(私の安否確認のため、ちぃコロちゃん(妻)に、LINEで写真を送っていましたボサッとしているように見えますが…本当にボサッとしているだけです。)

次回予告

次回は、ミニシリーズ「徒歩路かちじ」の第三弾「脳梗塞の後遺症:徒歩路独歩どっぽ:その後の男性更年期障害」の予定です。ご高覧感謝。

「闘病記」バックナンバーのご紹介

脳梗塞・糖尿病・高血圧・脂質異常症・男性更年期障害や脳梗塞発症後、脳卒中後うつ病(PSD)や睡眠障害に悩まされた記録。自分なりの対象法。この「闘病記」が皆様の人生においてヒントの一つになれば幸いです。バックナンバーもこちらのリンクからどうぞ。

ご注意
この記事は医師や専門家が書いたものではありありません。あくまで「やまがらしげと」個人の独断による見解や判断が大量に含まれております。それらを解釈&実践して起きた被害、損害の責任は負いかねますので予めご了承下さい。疾患に心当たりのある方々は専門医へのご相談&ご診断をお勧めします。

「脳梗塞発症後の生活」バックナンバーのご紹介

脳梗塞発症後の生活のページ一覧です。リハビリウォーキング、公園案内や自然、生き物の記録。リハビリボウリングや食生活、買って良かったもの等々、ライフログです。

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