寒がりのための冬の部屋着&下着【後編】アンダーウェアと吸湿発熱素材とヒートテックやメリノウール&静電気対策

今回の記事の発端となった「着る毛布」
もくじ

寒がりのための冬の部屋着&下着【後編】

InstagramやFacebookでアンダーウェア・ボトムス「着る毛布」の投稿をしたら、DM等でいくつかご質問を頂きましたが、回答は共有したいので、この記事にて回答させて頂きますね。

寒がりのための冬の部屋着&下着【前編】でトップス・ボトムス・防寒小物をやりましたので、今回はその続き「寒がりのための冬の部屋着&下着【後編】です。ベースレイヤーとなるアンダーウェアや吸湿発熱素材とヒートテックやメリノウール&静電気対策のお話です。どうぞ宜しくです。

前回に引き続き、今回の記事も基本的に部屋着、室内仕事着、室外着の場合は軽ウォーキング、野鳥観察、屋外と室内の出入り等…ストップ・アンド・ゴーな行動(寒暖差や発汗)を考慮しての記事になりますので併せてご了承下さい。

アンダーウェア

アンダーウェアは基本的に室内も外出時も同じです。私の厳冬期のデフォルト・ベースレイヤーです。

アンダーウェア・トップス
私の場合、脳梗塞の弊害なのか、喉や気管支を冷やすと胸が苦しくなるので、身体の中心線である「正中線せいちゅうせん」を中心に防寒します。一番下がショートスリーブ(重ね着で袖がもたつくの防止)の起毛素材クルーネックシャツ+タートルネックロングスリーブシャツで重ね着してます。ロングスリーブのハイネックは多種類が発売されていますが、タートルネックは数少なく、化繊のタートルで一番厚手なのです。これに加えてトップスやアウターで調整します。

アンダーウェア・ボトムス
アンダーウェアボトムスは裏シャギー(起毛よりも毛足が長いストレートな起毛素材)の「着る毛布」裏ボア素材(もこもこなフリース素材)だと、保温性はありますが着ぶくれ&厚手になり過ぎるので脚を折り曲げるのにも負担がかかります私の場合。なので裏シャギーのタイツ一択になります。最近、毎日使ってますがかなり保温性があって私の体質やライフスタイルにぴったりです。後ほど在庫がある店舗を見つけて買い足したので数年は大丈夫です。

ちなみに、この製品は「関西ファッション連合」という関西圏でアパレル全般を扱っている組合が販売元となっております。しかし、同じ品番で裏ボアタイプも混在してるので、もし通販等で購入される方は裏地がシャギーなのか?ボアなのか?各自確認して下さい。ブラックとグレーの2色があります。

尚、私の場合、アンダーウェアはトップス・ボトムス共に、季節(気温)の変化ごとに首元の形状や厚さ、素材を使い分けてます。トップスの首元だけでもクルーネックハイネックタートルネック3種類に加えて素材が変わってきます。現在は厳冬期型最終形態です。

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初秋のアンダーウェア・ボトムス
アニマル総柄のロングタイツ:裏起毛なので私にとっては初秋用。ちなみに「私は下着のパンツは履きません。タイツのみです」と、近所の奥様方の井戸端会議中に話したら「それは良い考えね~うちもそうしようかしら!」と言ってました。タイツを履かない真夏~夏は速乾素材のブリーフやハーフ丈トランクスを履きますよ。

吸湿発熱素材について

基本的に繊維は、汗などの水蒸気を吸収する際に熱を発生させる素材「吸湿発熱素材」になりますが、その特性を生かしたのが一般的に発熱繊維と呼ばれるものです。

ヒートテック

今や吸湿発熱素材の代表格となったのが、「ヒートテック」ですが、素材に「レーヨン」を使っているため、一旦濡れたら乾くのに時間がかかるので、汗冷えするし、あまり動けない片麻痺の私には寒いのです。また身体の水分を持っていかれて、湿疹ができるので、私のやライフスタイルや肌には合わないです。というか私には全く不向きです。

メリノウール VS.スーパーメリノウール+ジオライン

この分野では、やはりウール素材が最適解で、ウールとしては安価なワークマンの100%ウール「メリノウール」のアンダーウェアは悪くないです。しかしながら、ウールのデメリットは「乾き難い」ですので、汗冷えは避けられませんが通気性はあるので、通常の使用でしたら、そこまで心配することもないと思います…が、売り切れも多く入手困難…あと耐久性があまりないのが難点。安価なのでメリノウールの保温性や保湿性を体感するには悪くない選択肢だと思います

ウールと化繊のハイブリッド素材、モンベルの「スーパーメリノウール」熱の放出が緩やかで暖かさを持続させつつ、速乾性をプラスさせ汗冷えしにくいのが特徴です。用途も冬季登山、スノースポーツ、極地遠征とガチな仕様になっており、用途に合わせて厚さも3段階で選べます。耐久性も高いです。価格を気にしなければこれがトップクラスだと思います。同じくモンベルのジオラインシリーズもランクが同じならば暖かさは同等です。速乾性ならジオライン、保温と通気性、発熱製を選ぶならスーパーメリノなので用途によって使い分けて下さい。

ただ、ワークマンにせよモンベルせよ、ウール素材のアンダーウェアは少々チクチクするので着用感に好みが分かれます。他にもアウトドアやスポーツメーカーから高品質な発熱繊維が発売されてますので、色々調べてみて下さい。

私がスーパーメリノウールを選ばなかった理由

スーパーメリノウールは引きこもりお仕事の私にはオーバースペックだと感じ、アンダーウェアのボトムスに着る毛布を選択しました。それと、前項でも書きましたがウールのアンダーウェアはチクチクするので、着用感が好きではない。タートルネックのアンダーウェアもないし…。

また、リハビリウォーキング等の屋外への外出時は、体調を考慮して、事前にその日の気温や風速、風向きを調査→屋外着をチョイスしています。その結果、私らの住む地域で極寒が予想される場合、コスパが良く保温性の高い着る毛布+パディング素材(中綿が入った素材)のパンツの組み合わせがベストとは言わずとも最適解だと思ってます。その次というか二番手が多少通気性が上がる厚手のコットンや化繊素材に内フリースのボンディングパンツです。

ちなみに、私ら夫婦のウォーキング&野鳥観察やボウリングに続く大きな趣味「洋服屋さんや雑貨屋さん巡り」があるのですが、車移動の場合、アウター無しでダウンベスト等を着る場合が多いです。

裏地無しナイロンキルティングパデットパンツ+着る毛布タイツ+ウール混厚手ソックス

一概に「綿入り・パデット」といっても「羽毛ダウン」「高級化繊綿・シンサレート」「ノーマルコットン」「化繊綿」と多くの種類が存在します。

【ちょっと余談】高級アウターや防寒性や浸透性のお話

ここでちょっと余談ですが、ワークマンのアウターシェルは保温性や防風性が高くコスパも高いですが、通気性や透湿性とうしつせい(気体は通さず水の分子を通す性質)はほぼないので、発汗すると結露する可能性が高くなります。特に裏アルミの入ったシェルは内外の両面から防風保湿するので結露する可能性が高いです。そのような理由もあり、用途が多少狭くなりますので、ライフスタイルによって使い分けて下さい。頻繁に屋外と室内の出入りをされたり、ストップ・アンド・ゴーを繰り返す方々は発汗を考慮した、アウトドアやスポーツブランドの製品を使うほうが安全だと思います。

ちなみに、ワークマンからも「透湿防水防風」の機能を備えたアウターシェルやレインウェアが発売されているみたいですが、私は使ったことがないので未検証です。すいません。

いずれにせよ、材質に樹脂やポリウレタン、接着剤等々を使用した製品は、たとえ高級メーカー製ですら、使用せずとも、材質やフィルム、加水分解、プリントや接着剤の劣化や剥離による経年劣化は避けられません。どこちは言いませんが、いくつかの高級・有名メーカーでも低品質なパーツや接着剤を使用していたりして耐久性は最悪だったりします。私は昔、スニーカー数百足(AJシリーズのオリジナル1~11くらいまではコレクションしてました)や有名アウトドアメーカー90~2000年代のパタやアーク等々)の服をコレクションしていましたが、「材質上、長期コレクションには向いていない」という理由で全て処分、オークションで売ったりしました。

というわけで、使用目的に合った製品を実用の範囲で短期的に使用して、劣化したら買い替えるのが正解だと思います。だからといって、安かろう悪かろうやなんちゃって製品をチョイスすると体調を崩したり、最悪の場合、命に係る場合もあります。ライフスタイルや用途にあった製品を選んで下さい。

ワークマン:ストレッチフリース裏アルミプルオーバー

今季、ワークマンに立ち寄ったら投げ売りされていたトップス(フリースのみ)。色使いが気に入り、丁度、二人分の適正サイズが残っていたのでベアでゲット!裏アルミは背中のみ入っているタイプのフリースなので通気性もあり、ウォーキングに使ってみましたが、保温性もそこそこ…これに加えアウターを羽織る前提であれば悪くないです。

ところで、ワークマンはフランチャイズが多いので、店舗によりセール価格が大幅に違いますのでご注意下さい。こちらの店舗では定価販売していた製品があちらの店舗では半額とか、ワークマンではよくあることです。ちなみに「プルオーバー」というのは頭から被る式の洋服のことです。ですが、ナイロンのプルオーバーはアノラックと呼ばれたりします。

結局どれが最適解なのか?汗冷え対策と速乾素材

汗をかいたら、身体が冷えないうちに、せめて下着だけでも新しいものに着替えるのが大切で最重要です。が、そうもいかない場合、やはり、速乾性の優れた素材を選択するのがベストですね。皆様の用途やライフスタイルによっても変わりますので、ベストな選択をして下さい。

コスパを気にしないのであれば、個人的に、トップス二枚重ねで一番下が汗の逆流を防ぐ半袖速乾シャツ、二枚目に保温+汗や蒸れを発散させるスーパーメリノを着るのがおすすめ。これでかなり汗冷えから開放されます。極寒地方やアウトドアならこれ一択ですんね。二枚重ねが嫌な方はや街着なら前項で書いたモンベルのジオラインがおすすめですかね。

ちなみに、私はリハビリボウリングの後はアンダーウェアは全着替え、リハビリウォーキングの際は車に着替えのアンダーウェアや洋服を積んで発汗多めの際は着替えてます。

静電気対策としての保湿

化繊製品に付きものの静電気について。まず、「乾燥肌は静電気が起きやすい」という前提があります。つまり肌の水分を通して放電されるので、水分量が少ないと帯電し易くなります=バチバチくんですのでその対策をしましょう。

私の場合、乾燥肌の代表格、肌が乾燥すると粉を吹いてしまい、痒みが出たりしていました。その対策で、以前は痒みを感じる冬季になると痒み止め効果のあるクリームを塗っていました。しかし、現在は夏季以外(乾燥を感じる冬季以外も)は、前もって風呂上がりに通常のボディクリームを塗ることを習慣付けましたら、乾燥肌が改善され、静電気が起きなくなりました。個人差はあると思いますが、当たり前ですが、ボディクリームを塗るだけである程度の静電気対策なります。私の場合、ボディローションですと保湿が足りないため、粘度高めな画像の各ボディクリームを使ってます。

それでも寒い時の防寒着

最後に部屋着・室内着の話題に戻りますが、上記の部屋着で防寒対策をしても、寒い場合、ベストやアウターを着ます。ベストは部屋着用のパディング(中綿が入った素材)・フリースベスト。薄手の中綿が入っている柔らかくて軽いフリースベスト。襟や腰も冷やさない仕様。私はほぼベストだけで事足ります。あと裏地の入っていないフリースジャケット(裏地が必要ない理由は次項へ→)。

防風対策は不要

全ての部屋着に言えますが、無風の室内では防風を考慮した裏地や防風フィルムは不要です。その分、軽くてしなやかな動きやすいウェアを選びましょう。ご高覧感謝。

ご注意
この記事は医師や専門家が書いたものではありありません。あくまで「やまがらしげと」個人の独断による見解や判断が大量に含まれております。それらを解釈&実践して起きた被害、損害の責任は負いかねますので予めご了承下さい。

URS.JP 各種バックナンバーのご紹介

「脳梗塞発症後の生活」バックナンバーのご紹介

脳梗塞発症後の生活のページ一覧です。リハビリウォーキング、公園案内や自然、生き物の記録。リハビリボウリングや食生活、買って良かったもの等々、ライフログです。

脳梗塞発症後の生活
「闘病記」カテゴリーのご紹介

脳梗塞・糖尿病・高血圧・脂質異常症・男性更年期障害や脳梗塞発症後、脳卒中後うつ病(PSD)や睡眠障害に悩まされた記録。自分なりの対象法。この「闘病記」が皆様の人生においてヒントの一つになれば幸いです。

2つのURSネイチャーシリーズのご紹介

「URSネイチャーシリーズ」はリハビリウォーキング中に目に止まった自然や生き物を題材にした動画です。偶にウォーキングや自然と無関係の場合があるかも知れません。メインのウォーキングの邪魔にならないよう小さなデジカメで撮影しておりますので、映像や画像が不鮮明かつブレ等の不具合がある場合が御座います。予めご了承下さい。また、「URSネイチャーシリーズ」は「私の脳梗塞発症後の生活」でもあります。

当サイト「URS.JP版」の各ページにはYou Tube動画本編に入りきれなかった動画や画像、裏話などが載っており、ネイチャーシリーズをより深く楽しめます。

「You Tube版」のプレイリストは一気見やシャッフル再生に最適です。画像クリックでプレイリストが開きます。

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